まだ幼かった頃
「言葉なんてなければいい」と思ってた
うまく言葉にできなければ
人から理解されないから
想いはあるのに
うまく伝えられないから
自分が放った意味とは違う
言葉だけが
勝手に一人歩きしていく事が
異常に怖かった
言葉は誤解を招くから
言葉は嘘もつけるから
言葉は距離もつくるから
言葉は 言葉は….。
動物同士のコミュニケーションが
羨ましかった
そのままの「私」が
存在するだけで
全てを伝えられてるようで
憧れた
全てを分かり合えているようで
憧れた
人間同士のコミュニケーションは
なんてもどかしいんだろうって
大人になった今
だからこそ
言葉を大切に扱いたい
言葉に自分のエネルギーをのせたい
言葉に自分自身を現したい
言葉は自分の心 そのままである必要があって
言葉は想いをのせるツールの一つだと
私の人生において
『言葉』が引き続きテーマになっている
言葉を扱う時は
自分の想いと
ズレがないかどうかを
本当に相手に
届けたい想いかどうかを
慎重に確認しながら
取り扱いに注意する
だから私は
「話す」のが
ゆっくりなのかもしれない
だから私は
こうやって
不器用な方法で
言葉を紡ぎ出す
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